2015年9月12日土曜日

四国お遍路 -6日目-

2015年9月12日(土) 6日目

天気は晴れ時々曇り。
八十八ヶ所巡りから外れ、宿近くの慈眼寺(じげんじ)と灌頂の滝(かんじょうのたき)へ行きました。宿周辺のトレッキングで歩いた距離は14km。

7時過ぎ、「鶴林寺・太龍寺・平等寺を目指す、昨夜ご一緒のお遍路さん3人」の出発を見送りました。「この先どこかでお会いできることを信じて。」

私は、8時過ぎ出発して慈眼寺へ。
慈眼寺は20番鶴林寺の奥の院、また四国別格霊場の3番で、穴禅定という鍾乳洞で修行を行っています。

宿から慈眼寺への遍路道

途中、すだち畑では収穫が忙しそう

ややこしい場所にはお遍路マーク
見落とさないように注意して進む

慈眼寺 本堂

本堂の中

穴禅定での修行を申し込みました。その前にお経をあげさせてほしい旨を伝えると住職さんに「本堂に上がってどうぞ」と言っていただき久しぶりに木魚をたたいてお経をあげることができました。自宅では小さな木魚ですが、大きな木魚です。

穴禅定 入口

穴禅定の修行とは・・
「お大師様が修行した鍾乳洞」をローソクの明かりだけで先達さんに案内されて回るものです。入り口でローソクに火を灯してもらい中に入ります。中がまた狭い!体を横にして、しゃがんで、四つん這いになって、這って、やっと通れます・・・もちろんズボンは濡れて汚れます。
太っている人、膝の悪い人、閉所恐怖症の人はまず無理な場所だと思われます。
鍾乳洞の奥に少し広い場所があり、そこで般若心経を唱えて遍路旅の無事を祈願。なかなか経験できない良い修行でした。

次に向かったのが灌頂の滝、落差が70m
落差の割に水量が少ないので風で飛ばされています。それでも滝の横、真ん中あたりまで登ってみると迫力を感じます。


灌頂の滝 少し離れて

横から・・しぶきが飛んできます

「灌頂の滝」までにあった滝

「灌頂の滝」下にある雄淵

時間に十分余裕があるので雄淵で水浴び。水はそれほど冷たくはなく、汗をかいた体を冷やすには丁度良い水温。水着を持っていませんでしたが、ファイントラック製スキンメッシュの肌着は水を弾いてくれるので、水から上がったあとも「手拭い」で拭き取ればすぐに乾きます。


イシガキチョウ 神戸では珍しいが徳島では普通か?
水浴びしていたら近くに止まってくれた


ベニシジミ
羽が少し傷んでいる

四国別格霊場・・って知らなかったのですが、88ヶ寺とは別に20ヶ寺があるようで、これを目指すお遍路さんも多いとのこと。ご朱印の他に各寺院でしか売られていない数珠玉を20個集めて珠数を完成させるようです。
昨日のお遍路さんも集めているそうです。私も慈眼寺で購入しました。

慈眼寺の数珠玉 300円






お宿は昨日に続き、ふれあいの里さかもと。
夕食はお遍路2周目の神奈川県の男性と。

明日は鶴林寺・太龍寺・平等寺を目指します。
本日も無事に終えることができました。

報恩感謝、合掌。

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