四国お遍路 -21日目-

2015年9月27日（日）　21日目

雨のスタートです。しとしと、パラパラ降っています。

高知県最後の札所、39番「延光寺」を目指します。

06.25 宿：久百々　出発

15.00 39番　延光寺（えんこうじ）

15.35

15.44 宿：民宿嶋屋　到着　0880-66-0835

——————————34.4km

海沿いの道を離れ山の中へ入っていきます。

スタートしてから3時間ほどは小雨が降ったり上がったり。昼前から上がりましたがお日さんは出ません。

杉木立ちの中

県道21号線を三原村、宿毛を目指して歩いていきます。アスファルトの緩い登り道ですが、車がほとんど通らないので気持ちよいコースです。

これぞ日本の山村風景

芳井遍路小屋にて

お世話をされている方

遍路小屋で休憩しました。冷蔵庫が置いてありペットボトルのお茶、缶コーヒー、チオビタ、コーヒーのほかお菓子・カップラーメンまであります。

甘えさせて頂き、チオビタ・ホットコーヒー・チョコレートをご馳走になりました。大阪に住んだことがあり、5年前からお遍路さんが通るここにIターンされたとのこと。

「どぶろく」

三原にある「農家民宿くろうさぎ」。泊まりたかったのですが距離が合わず予約しませんでした。なぜ泊まりたかったか？　このあたりがドブロク特区となっており宿泊すると飲めるからです。遍路道を歩いていて「どぶろく　こぼれ雪　試飲できます」との看板が出ていたので、迷わずに訪問。

米粒が入っており、甘酒を酸っぱくしたアルコールのような感じです。珍しく、美味しいのでお代わりしました。

ツガニ（藻屑がに）とテナガエビ

二杯目を飲んでいたらご主人が戻ってきて川の話題になり、ツガニとテナガエビの塩茹でを出してくれました。大感激です。さすが三杯目は遠慮しました

中筋川ダム

39番札所「延光寺」

本日の宿「嶋屋」

今日は私一人

お遍路マークの数々です。地図も見ますがポイントではこのマークを探しながら歩きます。考え事をしていて見落として、とんでもない方向へ行ったり、見つけても見方を誤って違う方向に進んだり、地図と見比べて歩くのがベスト。

しかし雨の時が大変で、地図を出すのが億劫になり、「まあ、ええか」が間違いのもとになります。

消えかけもある

このマークがたよりです。

延光寺で、滋賀から来た団体のお遍路さんに遭遇しました。その中の一人、松井さんとおっしゃる女性が声を掛けてくださり、かわいい手作りマスコットをくださいました。娘さんが一人で歩き遍路をされていて、歩きの遍路さんにお接待で渡しているとのこと。娘さんの道中ご無事をお祈りしてザックにぶら下げます。

歩いた距離34.4km.

ゆっくり休憩しながら楽しんで歩けました。報恩感謝、合掌。